価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

株式市場は警戒感を持つべき状況

5月の日経平均は前月比▲266円安に終わりました。

一見すると4月に1,000円近く上昇しただけに軽い調整が起こったとも言えない動きですが中田はそうでないと考えています。

そう考えるのは月足チャ-トの終値の動きです。直近の高値は今年1月の23,098.29円です。そこから2ヶ月間の調整があり4月に回復したのは前述の通りですが、その水準から下がったということは月足の高値が1月の23,098.29円→4月22,201.82に切り下げた形になります。これはトランプ大統領が当選する前の2016年8月~9月以来約2年ぶりの出来事なのです。

 

この月足の終値が高値を切り下げる現象はそれ程頻発するものではありません。前回起こったのは2015年11月~12月にかけてであり、そこから日経平均は約半年間低迷を続けています。

 

またもうひとつの不安材料は中国株です。上海総合株価指数は5月前半の上昇分を帳消しにする形で下落して再度安値に陥りそうな状況です。

 

現状の株式市場の論調を見る限り過度な楽観論はなくなったように思いますが、警戒する論調はあまり見当たりません。そんな状況であるからこそより警戒感を持って株式市場を注視する必要があるかと中田には思えます。