価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

日本版ウオ-レンバフェット指数

ウオ-レンバフェットが世界最高の投資家の1人であることに異議を挟む人は少ないと思います。そのバフェットが株式市場全体を割高か割安か判断する基準としてある指標を使っているのは有名です。

 

その指標とは「対象国株式の時価総額÷その国の時価総額」を割って%化したもので、この指標が100%を超えると割高、100%以下だと割安と判定するものです。

 

その国の株式の時価総額がその国のGDPを上回るようになると過剰評価だし、GDPを下回るような状況は過小評価というものです。

そのウオ-レンバフェット指数の日本版が下記のサイトに掲載されていますが今の水準はどの程度のものでしょう。

nikkeiyosoku.com

 

このサイトによりますと現在の日本におけるウオ-レンバフェット指数の水準は132。目安となる100を大幅に上回った状態です。勿論この指数が100を超えたから即株価が下がるといったものではありませんが、今となっては明らかに株価が高値であったと思われる1989年12月末の指数が145であり、現在の水準はその時に次ぐ状態です。

 

実際この指数は2016年11月のトランプ相場で100を上回る水準になった後、2017年は1年間ずっと100を超える状態が続いていて、人によっては指数として機能していないと述べる人もいます。

ただ中田にはどんな指標にしろ、あのバブル期と同水準の割高感を示していることは充分警戒が必要と思います。2008年のり-マンショックでサブプライムロ-ンの問題が表面化した時も、FRBの当時の議長は3年程前から「住宅相場が加熱しすぎている」との警告を発していました。リ-マンショックから10年目の今年同じような愚を犯すことは避けたいものです。