円高加速。頼みの綱はNYダウ
先週の相場状況はどうであったかと言いますとタイトルの通りでないかと思います。
NYダウは先週1週間で+1,028ドル上昇しました。直近2週間で▲2,272ドル下げましたので半分程度回復しました。
一方日経平均は1週間で+338円。直近2週間で▲2,249円下落した点から見ますと、回復は鈍いです。
要因のひとつは円高の進行です。この1週間で109円から106円台まで3円程円高が加速しています。月初めのブログで中田はドル円のトレンドが円高傾向に変化したかもしれないと記載しましたがその予想が的中しそうです。
ドル円に関してはチャ-ト等を見ても節目となりそうな価格帯はトランプ大統領が当選する前の2016年9月の101円台レベル程度しか見当たらずその付近までは一気に下落するかもしれません。
日本株にとって円高の傾向はプラス材料とは言えません。冒頭に述べたNYダウの反発にしても、下落幅の半分程度回復した水準は、「半値戻し」という用語がある位反発が止まりやすい水準です。
来週以降のNYダウが下落しますと、短期筋が売りを仕掛ける展開も充分考えられます。今週を含めてここしぱらくのNYダウの動きには注目せざる得ません。