菊花賞展望
今週は菊花賞が行われますが昨年も菊花賞前に書いた展望が役に立ちそうですので今年も記載します。
- 前走の成績は悪くて3着まで
ここ10年の菊花賞勝ち馬の前走の成績を見ますとどの馬も3着以内に収めています。春からの休み明けの馬もいませんし、トライアルを使わないで出走してきた馬の前走は全て勝ちです。今年のような実績馬がいない菊花賞ではやはり直前の勢いは軽視するべきではなく、神戸新聞杯4着に敗れた皐月賞馬エポカド-ロにとっては勝ち切るのは困難と思います。 - 勝ち馬に騎手の乗り替わりはなし
3000メ-トルの長距離戦ではやはり何よりも騎手との折り合いは重視されるのかここ10年乗り替わりで菊花賞を勝った馬はいません。乗り替わりで勝った人馬は2004年のデルタブルースまで遡る必要があります。2着は2014年のサウンドオブア-スや2012年のスカイディグニティ等いますがルメ-ル、モレイラが乗り替わりで人気になっているフィエールマンやグロンディオーズも勝ち切るには厳しいといえます。 - 勝ち馬は内枠か7枠
菊花賞は距離ロスの少ない内枠を通る馬が有利なのか過去10年のうち7頭の馬は1枠~3枠の内枠馬が勝っています。残りの3頭は昨年のキセキも含めて7枠の馬が勝利しており勝ち馬は内枠か7枠の傾向がみられます。
上記の①~③の条件を満たしそうな馬は以下の4頭です
- グレイル
- ブラストワンピ-ス
- ジェネラーレウーノ
- メイショウテッコン
逃げるのは最内枠のアイト-ンでしょうからペースが緩むことはなさそうです。前走は自分の競馬をしていないエポカド-ロも前目の位置を取るでしょうから差し馬の競馬になるのかと思いますので現時点ではブラストワンピ-スを本命視したいと思います。
ただ外枠ながら穴馬として注目しているのはステイフーリッシュです。春先の京都新聞杯の勝ち方はかなり鮮烈でしたし昨年もクリンチャーで好走した藤岡祐介騎手が手戻りする点は穴党としては外すわけにはいかないと思えます。
またアフリカンゴ-ルドも前走のパドックはとても長距離戦を勝つ馬とは思えない程落ち着きがなかったのですがそれでも圧勝した潜在能力は相当なものと思います。バドックで落ち着きを見せているようなら馬券は勝っておきたいと思います。