価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

30代で学んだ人間関係の大事なこと

先日とある飲み会の話です。知り合った30歳の方から、人間関係をよくする秘訣を教えていただきたいと聞かれました。

中田自身は30前半の頃は上司と揉めるタイプの人間でしたので、30歳丁度のその人ならまだまだ改善する機会はあると答えたのですが
逆に「30代で学ばれた人間関係をよくするうえで一番大事な事は何ですか?」と聞かれました。

一番大事なものと言われても決め難いものです。ただ、相手の方も結構真剣に聞かれていましたので中田なりに考えてこう答えました。

「30代で学んだ事は、自分=大事 and 他人=大事 の考え方を持つことが大事だという点です。若い頃は概ね 自分=大事 and 他人=大したことない もしくは 自分=大したことない and 相手=大事 のどちからの考えに偏っている人が多いです。ですがそれを自分が大事なら、他人も大事。他人が大事なら自分も大事といった考え方を持たないとよい人間関係は築けないと思います」と

中田はどちらかと言うと30歳時点では、自分=大したことない and 他人=大事 の考え方をする人間でした。高校生の時はクラスの下から数えた方が速いような成績でしたし、大学受験も失敗しました。社会人生活も30の頃は、20代後半に少しは出てきた仕事への自信が木端微塵に砕かれ、自分は大した事がないと思っていました。

こんな中田にとって、必要なのは自分への信頼、自信でした。30代後半までの中田は自分への自信を取り戻すために色々もがいており、ある程度自分に自信を持てるようになったことが中田の成長だったのです。

ただ世の中には中田とは逆に自分に自信を持っている人もいます。この手のタイプの人は他人がどうして自分のように振る舞えないのか理解が出来ず、知らず知らずのうちに他人に厳しい態度をとってしまう人がいます。こういう人に必要なのは、他人への寛大さといいいますか、他人も大事だと思う心だと思います。

自分自身も他人も大事であるというバランス感覚こそが人間関係をよくするうえで必要なのです。この気持ちがあるからこそ、他人が持っていて自分の持っていないものへ対する気持ちが、劣等感や妬みでなく尊敬の気持ちになるのです。逆に自分自身の持っているものに対して自分で尊敬する気持ちを持てるのです。

こうした気持ちを一般には「自尊心」と言いますが適度な「自尊心」こそ人間関係を構築する上で大切なものと中田は思います。質問をしてきた彼は、中田程ではありませんが若干自分に自信がないように見えましたので、自分に自信を持つことが肝要だと伝えました。いい変化があることを期待したいです。