価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

投資は自己責任

先日たまたまテレビを見ていると不動産投資でうまくいっていない50代サラリ-マンの男性が取材を受けていました。

 

もともとマンション投資をしていたようですが、銀行が融資をしてくれるので地方都市に銀行の全額融資でアパ-トを借りたそうです。

 

当初は利益を出せていたようですが、近隣に似たようなアパ-トが建設されたところ入居が減少。現在は毎月かなりの赤字が出ていて銀行預金を取り崩しているとの内容でした。

 

取材に対して男性は、銀行は頼めばいくらでも貸してくれるような姿勢であり、出来れば最後の融資は止めて欲しかったと述べていました。

 

それを聞いて中田はこの男性と投資で成功はしないタイプの人だなと思いました。むしろよくぞ銀行から1億円以上の借金をする勇気があったものだと感心しました。

 

不動産投資であろうと株式投資であろうとあらゆる投資は自己判断が基本です

 

勿論金融商品法に違反するような嘘やいい加減な説明を受ければ別ですが、不動産投資に空室リスクがある点や、全額融資のフルロ-ンにすれば空室リスクはより高まることは不動産投資の基本的な書物を読めば必ず書いてあります。

 

このレベルの基本的リスクを知らない、もしくは現実に起こることを考えないようでは、投資でうまくいかないのは当然ともいえます。

 

投資の世界は不思議なもので、一時この手のリスクを考慮しない攻めの運用(所謂イケイケ)の状態でも成功する時はありますが、長い期間を見ますとリスクは必ず表面化してきます。

 

そのリスクが発生した際に自分ではなく他人を責めるような人には恐らく現状をどう改善するかも思いつかないのではないでしょうか。

 

冒頭の男性で言いますと買って2年で計画が破綻するような不動産投資はほぼ失敗です。損失が拡大する前に整理するべきでしょう。不動産投資で物件を売るのは優しい話ではないでしょうが、何年にも渡りロ-ンを払い続けたあげく残ったのが資産価値のほとんどないアパ-トで本当に良いのでしょうか。

 

「覆水盆にかえらず」とのことわざの通り、過去をいくらくやんでも変えようはありません。起きてしまったことに今の自分が何を出来るのかを考えられる人、そんな人こそ「投資は自己責任」の言葉を本当に理解している人のように中田には思えます