価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

ブックメーカー投資顛末③

その日もソフトを立ち上げていますと、かなり儲かる取り引きが提示されたのです。ソフトを作動させる際には、どの位儲けになる取り引きをピックアップするのか選択するのですが、中田が設定したのは2%以上の利回りの取り引きでした。

勿論5%程度の利益の出る取り引きもソフトは提示してくれるのですが、そうした儲けの大きい取引は、他の投資家も群がるので中田のような人間が投資する前においしいオッズの期間が終わってしまう事が大半でした。

ただその取引はソフトが提示された段階で10%、中田がブックメーカーのサイトに行って注文を出せる段階でも8%の利回りとなっていましたので大儲け確定の取り引きでした。注文を確定させよしこれで今日は大幅プラスだとすっかり安心していました。

ところが今日の取引を終えようと思う際にいつも行っている、各ブックメーカーのサイトの残高チェックをしてみますと、先程取り引きを行ったブックメーカーの残高が妙に多いのです。「変だなちゃんと注文は出した筈なのに」と思って注文画面を見ますとブックメーカーからのメッセージがありました。

そこには「先程投資いただいた試合のオッズは、提示したオッズに間違いがあった為注文取り消しさせていただきました。あしからず」的な事が書かれていました。要するにブックメーカーが誤って高過ぎるオッズを提示してしまったので、異様に利回りの高い取引が提示されていたのです。

確かにサイトの注意書きには、オッズを取り消すこともあるとは書かれていたのは確かですが、実際にあるとは予想外でした。ただ反対売買で埋めようにも埋めようがなかった事、併せて先月の儲けもありましたので前回学んだ教訓に反するのですが、その取引はそのまま放置することにしました。結果的にはその片方だけ賭けた取引が的中し、大幅プラスとなりましたので5月の収支はそれなりのものになりました。

このまま続ければ、確かに副収入の一つとなると思った矢先に第3の事件が起こったのです。