価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

バフェット氏の投資に思う

先日著名な投資家であるウォーレンバフェット氏率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが米金融大手ゴールドマン・サックスの大株主になるとの記事が書かれていました。

バフェット氏はリーマンショック直後にゴールドマン・サックスへの投資を決断。直後に株価は下落しバフェット氏の判断を危ぶむ声もありましたが、5年後には自らの判断が間違いでなかった事を結果で示す形になりました。

バフェット氏は世界でも名の知れた長期投資家です。その氏ですら、投資した案件の評価が5年経ってようやく世間に認められるのですから、長期投資とはこの最低限このくらいのスタンスでやらなくてはいけないのだなと改めて思いました。

アメリカ全体がサブプライムローンいう慎重さを欠いた商品に明けくれた際に慎重に対応し、リーマンショックの直後のような誰もが慎重になりがちな時に果敢に投資する。バフェット氏の行動を見ていますと、長期投資にはこの位他の人とは違う観点で事を行う事が必要とされるようです。

振り返ってみて今の日本市場は投資のタイミングと言えますでしょうか?アベノミクスや日銀の強烈な金融緩和による株高も、円安という外部環境が改善した事によるものですが、ユーロ圏がキプロス問題等で不透明になってきた状況ではこの円安もいつまで続くかは分かったものではないと思います。

であるのに株高による景気のよい話しがニュースとして取り上げられる現状を中田はやや慎重を欠いた状態ではないかと思わざるえません。皆様の中にも臨時のボーナス等を得て、株式投資をやってみようかと考える方もあるかとは思われますが、短期的な売買を行うのであればともか、世界で一番成功した投資家の方の投資の仕方を見るとタイミングはもう少し待った方がよいかと思えるのです。