価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

僕たちは知恵を身につけるべきだと思う

先日こちらの本を読みました

作者は東大やハーバード大学を出ている人ですので世間的にはエリートと呼ばれて不思議のない人ではありますが、そんな作者が中途半端な才能や強みはかえってその人の「弱み」になりかねないと語られている点は面白いと思いました。

リーダーとしての生き方も「リーダーは死ぬものだ」との考え方で、俺の屍を越えてゆけの気持ちでいなくてはならないとの事を書かれていますので、本の通りの生き方をしているのであれば、格好のいい生き方をしている人だと思います。

本書内では作者が伝えたい事を時間をかけて書いたと言っていますので、内容は多岐に渡っていますが、伝えたい事は人生は知識より知恵が重要であることであることです。昨今日本の高学歴の代表格である東大の学生でも社会人としてうまくいかない人もいるようですが、話しを聞いている限りは、知識偏重の人材が多く、答えが決まっている試験勉強をクリアする事は出来ても、答えが決まっていない現実社会の問題には対応出来ないからだとのことのようです。

作者の本当に伝えたい知恵は「目標を明確にして、それを達成するための適切な戦略」を立てる事、ふたつめは「目標が間違っていると思ったらすぐに修正すること」そして最後は「根拠なき自信」だと書かれています。答えなき時代に対しても、必ず答えは見つかる、俺は答えの見つかる方向に動いてるのだと信じることは、知識の世界では確かに理屈のつかないことかもしれません。ただ人間の知識は今の段階で分かっている事にすぎません。科学のように整理されたものでなくても、信じる事は信じるそれこそが生きていくうえの本当の知恵ではないかと中田には思えました。


僕たちは知恵を身につけるべきだと思う