価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

学ぶ必要

以前「下流社会」という本を読んだ際に驚いた事は、最近の小学生の中には先生が掛け算の九九を覚える事を宿題にすると、「それを学ぶ事に何の意味があるのか聞いてくる人もいるとのことです」。その事も驚きなのですが、それに対してちゃんとした回答が出来ない先生もいる事も驚きました。

その理由としては家庭において子供をしつける際に、「これをすれば欲しかったものを買ってあげる」のような「○○すれば、××して上げる」的な即物的な欲求と結び付けて何かをさせようとするからだとの意見が書かれていました。

また先生も、中田たちの世代では仕方のない事ですが先生から言われるままに学んで来たのですから、そうした考えを持たずに過ごしてきたのでちゃんと答えられないのかもしれません。

仮に中田が先生であったらこう答えると思います、「九九を学ぶ事に何の意味があると聞いてくることそのことが、君が九九を学ぶ必要があること示しているんだよ」分かりづらいですかね(笑)。社会人になった我々が普通に実社会で生きて行く上で、九九程度の計算がさっと出来なくては困る事が多い筈です。ただ九九をこれから学ぶ人に、その体験を話した所でそれを実感出来るとは思えませんが、教える方は大事だと思っているから教えているです。

勿論ある分野の知識は、その後の人生でほとんど使う必要がない事もあるかもしれません。ただ誰にとってどの知識が将来役に立つのか先生に全て判断しろと言うのは無理な話ですし、逆に自分の自身にとっても予想するのは無理な話です。

中田も今の仕事で使っている知識は、入社してすぐの営業現場にいた時は求められるとも思わなかったものですし、今後仕事の内容によっては新たな知識を学ぶ事必要があるかもしれません。

いずれにせよ自分を取り巻く環境によって必要とされる知識も変わってくるものです。環境がこれだけ変化している現在の日本において、新たな知識を学ばない事は、自らの活躍の範囲を縮める事になりかねませんので、中田は今後も学ぶ姿勢を持ち続けたいと思います。