価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

【書評】『プロフェッショナル・サラリーマン』

先日セミナーとあるセミナーに参加した際に進められた本です
最近読んだ本がサラリーマンは経営者感覚を持つべきだ的な本が多かったのですが、この本に書かれている「プロフェッショナル・サラリーマン」とはまさしく経営者感覚を持ったサラリーマンの事を意味しています。

本書で一番印象に残ったのは、仕事とは文字通り「仕入れる」事であり、上司とは仕事の仕入れ先でしかないとの考えです。とかくサラリーマンは上司に理想像を求めがちですし、上司との人間関係の悪化で転職や退職にまで至ってしまう人も多くいますが、あくまで仕入れ先のひとつだと割り切ればそのような事で悩まずにすむと書かれていました。

勿論よい上司に仕えた時は大いに学べばよいのですが、私の人生でも「アタリ」上司は10人に一人いればよいほうです。私は今40代ですが、20代と言わず30代の前半の頃にこの考え方を学ぶ事が出来れば、サラリーマンとしての仕事の質は随分変わるのでないかと思います。

この先サラリーマンとして本当にやっていけるのかと不安を感じている方は、変に資格の勉強や副業の事を考えるより前にこの本を一読した方が為になるのではないかと思います。