じっくり時を待つ

先日東大教授にして蓄財の神様との別名を持つ本田静六の本を読み直しました。その本では株式投資の秘訣について以下のように書かれています。

「要するに、株式投資の秘訣は、いずれも自己資金を出来るだけ用意して、その限度内で、割安に買い、割高に売ることだ。誰にでも分かりきったことで別に奇も変哲もない

にもかかわらずこれに失敗するものが多いか。それはしっかりと自主的に動かないからである。つまり俺の流儀という流儀を確固たる自信の上に押し通さないからである。

しっかりとした合理的な自分の流儀を立て、どんなことがあってもその流儀から逸脱しない操守をもつことが、株式に限らずすべての巧みなる投資に成功するゆえんである。」

本田静六「私の生活流儀」より

今更ながら株式投資で成功するための本質をついた言葉と痛感しました。

ちなみに著者である本田静六の流儀とは「無理をしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと」です。

日経平均株価は一本調子の上昇の後、乱高下が起こっていますが、中田は次のチャンスを慌てずに待ちたいと思います。