価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

官僚組織の特徴

以前にも書きましたが、中田は物事を成し遂げるには仮説と検証が必要ではないかと書きました。ビジネスでは何がうまくいくのかどうかはやってみないと分からない事がありますので、試してみてうまくいかなければ、何が悪かったのか検証して、同じ間違いを起こさないようにするのが肝要だと思っています。

ただ世の中や会社にはそうは考えない人や部署もたくさんあります。間違いを起こす事を極端に嫌う部署もあります。まあ法律や経理のように間違いが認められない部署もあるのも確かですが、そういう部署と付き合っていますと息が詰まる思いがする時もあります。

リスクとリターンの関係ではありませんが、何か物事をするといい事がある反面、悪い事をあります。悪い事を恐れるあまり、極端な話何もしないと判断する人もいます。そもそも何もしないで放置していよい状態であれば、何かしようと考える事もないのですから、リスクをゼロにしたいから何もしたいというのは、幸せな環境にいるのだなと思います。

このミスを犯さない事の行き過ぎた例が所謂官僚組織だと思います。昨今原発問題等で、決して自分達のミスを認めようとしない電力会社や官僚の対応に違和感を感じた方が多いと思いますが、あれは官僚組織がエスカレーター式になっており、ミスを犯さず大過なく過ごす事が最も重要とされているからこそ起こったことだと思います。

今の日本は様々な問題を抱え、新しい解決策を求めないといけない時代になっています。前例に従い、ミスを発生させない事を金科玉条にしているような事では、この変化の時代には対応出来ないと思います。

そもそも人間はミスを犯してしまう生き物ですので、ミスの発生を認めない官僚的組織は人間本来の性質から外れる特殊なものに思えます。中田はミスを避ける生き方ではなく、これからも仮説と検証を中心とした方法で人生を歩みたいと思います。