価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

分配型投信への投資

3年程前に証券会社でやたらと分配型の投資信託が売れた時期があります。毎月1%~2%。年間トータルでは10%代、多いものでは20%代の分配金が得られるとの事で、高利回りに注目したお客様から評価を集めたものです。

この分配型投信の問題は、運用による利息分だけでなく元本の部分も使って配当に回している点が問題視されています。タコが自分の脚を食べてしまっているようなもので、証券用語では「タコ配」とも呼ばれている現象です。

1年程前やたらマスコミがこの分配型投信の問題点を鬼の首を取ったの如く取りあげていた時期がありましたが、これらは最近出たものではなく、一時日本で一番売れていたとされる分配型投信の「グローバルソブリンオープン」でも起こった現象だったのです。

ただ中田は3年前別の点で注目していました。その時消費者金融のローンの限度額が制限されるとることでしたので、消費者金融の高額ローンの申請がやたらと通りやすくなっていたのです。

それも高額の借り入れになると結構支払い額も少なくなり、仮にローンで借りたお金で分配型投信の投信を買い、ローン分の金利を支払ったとしても手元にはいくらかのお金が残る事になります。

一時日本の不動産に投資をしようと考えていた中田にして見ますと、銀行借り入れより金利の高いローンではあるが似たような投信になるかもと思いましたので、ローンでお金を借りてみて2種類ほど分配型投信の投資信託を購入してみたのです。

あれからほぼ3年経ちますが、現状を申し上げますと先日の円安が進んだ際に投資信託を売却しました。売却時の総額は今残っているローンの代金とほぼ同じでしたので、3年分の分配金だけ儲けがあったといえます。

日本の金利上昇に対する不安がなければ、もう少し保有したかった気持ちはありますが贅沢は言えません。3年越しの投資が取り合えず成功に終わった事に満足感を感じています。