本を早く読むには
先日の飲み会での話です。中田のこのブログを読んで貰えている友人から、よく週2回も書評をアップ出来る位本を読めていますねと感心されました。中田は特に特別な事をしているわけでもなく、こんな風に本を読んでいるといったら意外と感心されたので、中田がビジネス系の本を読む際に心掛けている事を書こうと思います。
中田の特にビジネス書を読む時の読み方は以下の通りです
①「前書き」を読む
②「後書き」を読む(ある場合は)
③目次を読む
④目次を読んでタイトルに興味のあった章を読む
⑤他にも興味を持てたタイトルがあったらそこを読む
⑥飛ばし読みで読んで、興味を持てたら全部読む。なければそこで終わり
こんな感じです。
「前書き」は本の肝だと思っています。過去の経験からも「前書き」で興味を持てるような事を書いてなかった本は読んでもやっぱり面白くありませんでしたし、「前書き」を読んで難しいと思った本はやはり難しいものです。
最近はそうではないかもしれませんが、本屋で本を手に取って最初に読むのは「前書き」で、そこが面白いかどうかで本を買うかどうか読むか決める事も多い筈です。その肝となる箇所に力が込められていない本が面白い事はやはりないものです。
勿論たまには「前書き」だけよくて中身のあまりない本もありますで、少なくともタイトルだけを見て、本を買う買わないを決めるよりかはよい本に当たる確率は高いと思います。
続いて「後書き」を読みます。最近は後書きの無い本も多くなっていますが、「後書き」には本の中身の肝となる部分が概ね書いてあるものです。特に「後書き」が筆者の手により書かれている本でしたら、最後に最も伝えたい事は書いてあるものです。正直、「前書き」+「後書き」を読むと本の伝えたい事の半分以上分かる場合もままあります。
次に読むのは目次です。目次も本の内容が整理されたものですので、内容を掴むには最適の材料です。目次を読んで何か分かりにくいなと思ったら、やはり書かれている中身も分からないものです。逆に目次を読んでこれは思った項目は読む側が必要としている項目とも言えますので、まずはそこから読むので充分だと思います。
読んでみて、他の目次にも興味が分けば他も読めばいいし、最初から読んでみたいと思ったら最初から読めばいいのです。ただ、中田の経験からしますと読んでよかったと思う本は大抵最初の章から読みたいと思う項目があるもので、これなら全部読んだ方が早いと考え全部読んでしまう場合も多いものです。
本を全部読んでいないのかと思う人があるかもしれませんが、ビジネス書の読み方としてはこれで充分かと思います。ビジネス書は大概、自分の必要とする情報を求めて読んでおられる方がほとんどと思います。
ですから今の自分にとって必要と思った情報をまず採る事が一番大事だと思います。何を言っているのか分からない個所や自分が興味を持てなかった章は少なくとも今の自分に必要とないと割り切るように考えるのが、中田が本を早く読めるコツなのかもしれません。