価値探究の道

投資や競馬の世界で儲けを追求するに世間で思われている価値と実際の価値のギャップを見つけること。そんな思いで書かれたブログです

商売のコツの一つ

中田の今使っているパソコンは今年で5年目になります。普段使う分には不便を感じないのですが、最近パソコンを起動させるたびにハードディスクが異音を立てるようになり、そろそろ限界を感じたので新しいパソコンを買いにいくとこにしました。

合計3つの店舗に行きましたが、最初の店では売り場がかなり混んでおり店員さんがまともに相手をしてくれない状態なのですぐ店を出てしまいました。

次の店では店員さんは対応してくれたのですが、やたらと通信プランの付くと安くなりますよと、通信プランと一体化したモデルを進めてくるのでここでも買うのを諦めました。

3番目の店の店員さんは、その前の二つと比較しましすとかなりましで、こちらの受け答えにも応じてくれたのですが、彼の進める機種は中田の当初の予算をオーバーしていました。今日までに買えばキャンペーンで安くなるとは言ってくれたのですが、即断出来る金額ではありませんでした。

最初は3店舗だけ回る予定でしたので、今回は諦めて帰っても良かったのですが、ついでにもう一店舗回ってみる事にしました。4店舗目の店員さんは、取り合えず中田が要望するものを聞きました。中田が3店舗目で進められたモデルを手に取り、先程の要望に応えるとしたらこの機種しかないのですよねと言いますと、その店員さんはこうおっしゃりました。

お客様の要望にお応えするのであれば、そのモデルでなくひとつ前のモデルで充分だと思います。彼の進めた機種は先程見せられたものよりは洗練はされていなかっですし、若干重量も思いモデルだったのですが、パソコンをそれ程持ち歩かない中田には気にならない重さでした。

何より彼の進めた機種ですと、中田の欲しかった追加機能をつけても余裕で最初の予算内に収まりましたので、中田はあっさりと彼の進めた機種を買う事に決めました。

買った後に思ったのですが、商売で相手に信頼されるコツとして高いものでなく、敢えて安いモデルのを勧める手を以前本で読んだ事はありましたが、まさに今回はそれである事に後から気が付きました。

アップグレードはどこの店員さんでもよくする方法ですが、お客様にはこの機能は必要ないと思いますといってダウングレードを勧められると想像以上に買い手の印象はよくなるものです。

パソコンもそう毎年買い替えるものではありませんが、何年か一度には買い替える消耗品みたいなものですし少なくとも、次回買い替えの時にも中田は好印象を持ちましたので、この店を訪れると思います。

商売をする時、お客さまに不要な機能が多いと思ったらダウングレードを勧める。いいものを勧められる事になれている日本のお客様にはかえって効果のある方法ではないかと思った次第です。