嫁の仕事話で思うこと
中田の嫁は派遣社員なのですが、今年に入って職場の不満を述べることが多かったです。理由は正社員で自分より給与をもらっている筈の人なのに、まともに仕事をしない人がいるとのことでした。
仕事上のミスは多いのにプライドが高く注意をしても全く改善しようとしない新入社員、親の介護があるのは理解するがしばしば会社を休む古参社員、派遣社員から正社員になってから勤務態度が不真面目になった人。そんな人達が冬にはボ-ナスを貰っているのに派遣社員である嫁の時給を上げることは拒否される。そんなことが不満になっていたようです。
まあ派遣の身分ですからそうした不満があれば別の職場に移るという選択肢はなくもないのですが、新しい仕事を覚えるのもなかなか手がかかることですしそこまでは踏ん切りがつかない様子でした。
中田は嫁の話を聞き正社員の身分に甘えて仕事をろくすっぽしていないのに給料を貰っている人は中田の会社にもいることを話しました。
ただ、見ている人は見ているもので、中田が知っている人も配置転換や結果的に退職した形になっていました。現状に甘え仕事のスキルを磨こうとしない人を放置する程会社は甘いモノではなく、給料のことはさておき、自分の仕事はしっかりするべきだと勧めました。
そしてその問題は思わぬ解決を迎えました。嫁の所属している課が業績不振との理由で人員を減らすことになり派遣社員である嫁は一月後に契約満了を告げられたのです。
そのこと事態は勿論悲しむべき状況かもしれませんが、契約満了の事実を告げられてわずか2週間で次の職場が決まり、今の会社があれ程の会社が上げてくれなかった時給も次の会社はあっさり望む水準を提示してくれたようです。
派遣会社の人によると嫁が所属していた課の上司も仕事ぶりは非常に評価してくれており、会社全体のやむ得ぬ事情がなければもっと仕事は続けて貰いたいと考えていたそうです。
そうした勤務ぶりを今回お世話になる会社に伝えたところ、是非にとの話になり、トントン拍子に話がまとまったそうです。
今回の嫁の転職話で思ったことは、確かにどこの職場にもまともに仕事をしないのに給料を貰っている人はいるものですが、そのような人のことは気にせず、仕事に集中するべきだということです。
中田の嫁にしても手を抜いたり、給料が低いのだから仕事を減らせともいえたのでしょうがそうしたことをせずに仕事をしていた点は、ちゃんと今の上司も派遣会社の担当者も見ていてくれたからこそ、今回のような事態にも迅速に対応いただいたのだと思います。
そういえば、嫁が不満を漏らしていたプライドの高い新入社員君は今回別の部署に異動となったようです。嫁の仕事仲間によると悪い意味で普通は入社2~3年目レベルの若い年齢の社員が行くような部署ではないようで、中田の嫁には味方となってくれた上司の方も全ての人にいい顔をしているわけではなかったようですね。